2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[7p-A413-1~9] 8.1 プラズマ生成・制御

2017年9月7日(木) 16:00 〜 18:30 A413 (413)

赤塚 洋(東工大)

17:00 〜 17:15

[7p-A413-5] ウルトラピュア大気圧ヘリウムプラズマの真空紫外分光

北野 勝久1、吉田 実加1、荒巻 光利2、品田 恵3、松岡 諭史3 (1.阪大工、2.日大生産工、3.島津製作所)

キーワード:大気圧プラズマ、真空紫外、ウルトラピュアプラズマ

今回、ウルトラピュア大気圧ヘリウムプラズマの真空紫外分光を行った。一般的な大気圧プラズマの実験では~ppmの不純物を有する高純度ガスを用い、それ以下の不純物の影響を想定しない場合が多いが、極微量不純物により発光スペクトルが変化することから、原子分子過程にも影響があり、放電そのものや各種活性種生成に対して影響を与えていると考えるべきである。純物濃度が発光強度に与える影響を評価するために、純化装置の電源を入れてから80nmの発光強度の時間変化を測定したところ、純化装置の温度が上がり出す初期に一旦発光強度が下がるものの、純度向上と共に徐々に発光強度が上がっていき数時間後に一定の強度で落ち着いた。また、超高純度になるにつれプラズマ形状も変化していた。