2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[8a-A501-1~10] 12.5 有機太陽電池

2017年9月8日(金) 09:00 〜 11:45 A501 (501)

高羽 洋充(工学院大)、古郷 敦史(産総研)

11:00 〜 11:15

[8a-A501-8] 巨大グレインMAPbI3-xClx薄膜の作製と評価

〇(M2)村上 寛虎1、井上 寛隆1、長岡 瞭太1、近末 悠平1、長谷川 陽一1、羽田 真毅1、西川 亘1、山下 善文1、林 靖彦1 (1.岡大院自然)

キーワード:ペロブスカイト太陽電池、結晶成長

ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けて、近年簡便な平面ヘテロ接合構造をもつ太陽電池が研究されており、その光吸収材料がMAPbI3-xClxである。本研究では大気下でMAPbI3-xClx前駆体結晶を成長させる手法により、ガラス基板上に最大1 cm 程度の巨大なグレインをもつMAPbI3-xClx薄膜を簡便に作製する手法を開発した。この手法はすべてのプロセスを80 °C以下で行い、水分などの不純物を含む溶液を使用可能であることから、今後様々な用途への応用が期待される。