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△ [8a-C14-3] 金二量体の解離吸着状態におけるスピン混入誤差の算出と除去
キーワード:第一原理計算、スピン混入誤差、Au/MgO
金二量体のMgO表面解離吸着状態の第一原理計算におけるスピン混入誤差の補正を行った。今までは、表面に関する第一原理計算においてスピン混入誤差を算出することはできなかったが、一般的な表面の第一原理計算法であるDFT/PAW法に対して、分子の高精度計算に用いられるスピン近似射影法を適用することによって、その補正に成功した。補正を行わない場合、Au-Au相互作用エネルギーは0.12 eVだが、補正を行うと0.18 eVになる。