2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[8a-C16-1~17] 17.2 グラフェン

2017年9月8日(金) 09:00 〜 13:30 C16 (研修室1)

秋田 成司(大阪府立大)、日比野 浩樹(関西学院大)

12:30 〜 12:45

[8a-C16-14] グラフェントランジスタによるhorseradish peroxidase反応の検出

〇(B)白井 充1、小野 尭生1、金井 康1、谷奥 正巳1、牛場 翔太2、井上 恒一1、松本 和彦1 (1.阪大産研、2.村田製作所)

キーワード:グラフェン

グラフェン電界効果トランジスタ(G-FET)で酵素反応を検出することで、デバイ遮蔽の問題を回避した病原体の高感度検出が実現する。これまでの原理実証を踏まえ、今回、酵素免疫測定等で汎用される酵素horseradish peroxidase(HRP)の反応検出を試みた。分光測定によりHRPが基質と一定速度で反応する条件を導き、同じ条件下でG-FET上でHRPを反応させたところ、ドレイン電流はHRPが反応した時にのみ緩やかに減少し、HRP反応検出と酵素免疫測定への応用の可能性を示唆した。