2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[8a-PA1-1~17] 6.2 カーボン系薄膜

2017年9月8日(金) 09:30 〜 11:30 PA1 (国際センター1F)

09:30 〜 11:30

[8a-PA1-10] 補助人工心臓の高機能化に向けた血液適合性,耐摩耗性薄膜材料の開発
— 表面フッ化処理テトラへドラルアモルファスカーボンの医用応用 —

〇(M1)三浦 慶介1、長谷部 光泉1,2、大和 裕哉1、前川 駿人1、尾藤 健太1、中山 正光1、松本 知博1,2、鈴木 哲也1 (1.慶應大、2.東海大)

キーワード:非晶質炭素薄膜、生体適合性材料、表面改質技術

摺動機構を持つ血液接触型医療機器である補助人工心臓では,摺動部における摩耗損傷や血栓形成が使用者に致死的な悪影響を与えることが問題となっている.本研究では,優れた耐摩耗性を持つテトラへドラルアモルファスカーボンにフッ素系ガスを用いたプラズマ処理を施し、表面に添加したフッ素によって血液適合性を担保することで,耐摩耗性と血液適合性を併せ持つ新規薄膜材料の開発に取り組んだ.