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[8a-PA1-17] SiCインクから作成したP型アモルファスSiC薄膜の光電子分光法による評価
キーワード:液体材料、アモルファスシリコンカーバイド
アモルファスシリコンカーバイド(a-SiC)は高い熱伝導性、化学安定性、そして大きな光学ギャップといった魅力的な特性を有している。近年、シクロペンタシラン (CPS) をシリコンソース、シクロヘキセン(CH) をカーボンソースとし、a-SiCの前駆体溶液(SiCインク)が報告された[1]。 CPSとCHの仕込み比率を変えることで光学ギャップ (Eopt) が制御できるものの、そのエネルギー準位に関する情報は分かっていなかった。そこで本研究では、X線、紫外線、電子線を用いた光電子分光測定を用い、電子構造を調べることを目的とした。