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[14p-311-12] 分子集合状態が電子構造へ与える影響: グラファイト上の単層膜
キーワード:紫外光電子分光、X線光電子分光、フタロシアニン
SnPcとSnCl2Pcの孤立分子でのイオン化エネルギー及び光学ギャップはいずれも互いにほとんど違いはない。しかしSnPcはp型、SnCl2Pcはn型として動作しやすいことが知られている。本研究では両者が異なる半導体特性を示す起源を明らかにするため、グラファイトを基板とした単分子層膜をモデル試料とし、集合構造と電子構造の相関を紫外光電子分光(UPS)、X線光電子分光(XPS)により調べた。