[14p-316-1~16] 6.5 表面物理・真空

△ [14p-316-3] グラファイト上に成長したフラーレン薄膜の形態相図

〇佐藤 利磨¹、田中 智尉¹、赤池 幸紀¹、金井 要¹ (1.東理大)

キーワード：膜形態、フラーレン、原子間力顕微鏡

我々は分子の形状の違いが膜形態にどのような影響を与えるかについて調べるため、物理吸着系を実現するHOPG上のC₆₀、およびC₇₀を様々な成膜条件で作製し、これらの膜形態を原子間力顕微鏡で観測した。特に、蒸着速度が速い条件で作製した試料では結果として新たな膜形態が観測された。本講演ではC₇₀/HOPGの形態相図を紹介し、C₆₀/HOPGで見られた形態との比較を交えながら、C₆₀、C₇₀分子が膜形態に及ぼす影響について議論を行なう。