[14p-411-1~14] 13.9 光物性・発光デバイス

△ [14p-411-10] テルビウムとガドリニウムを混合した九核希土類クラスターにおけるエネルギー移動と発光特性

〇(D)大曲 駿¹、中西 貴之²、北川 裕一²、伏見 公志²、長谷川 靖哉² (1.北大院総化、2.北大院工)

キーワード：希土類、錯体、エネルギー移動

九核希土類クラスターは、無機骨格を形成した９個の希土類イオンとそれを覆う１６個のサリチル酸ブチル配位子で構成される。本研究ではテルビウムに注目し、ガドリニウムをスペーサーとして用いてテルビウム間エネルギー移動速度を制御した。発光寿命とレート方程式の解析より、本クラスターでは濃度消光が起こりにくいことが示唆された。そこで、希土類間間エネルギー移動を用いた発光効率の向上に関する設計指針を検討した。