2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.6 プローブ顕微鏡

[14p-414-1~17] 6.6 プローブ顕微鏡

6.6と12.2のコードシェアセッションあり

2017年3月14日(火) 13:15 〜 17:45 414 (414+415)

杉本 宜昭(東大)、久保 理(阪大)

15:45 〜 16:00

[14p-414-10] 1MHzの固有振動数を有するマイクロ片持ち梁の熱振動制振

鐘ヶ江 力1、辻家 祐介1、今井 秀和2、河村 良行1,2 (1.福岡工大院工、2.福岡工大)

キーワード:マイクロ片持ち梁、熱振動、フィードバック制御

現在,微小機械振動子は,様々な精密計測機器に用いられている.しかし,振動子は熱により常に振動しており,この熱雑音が計測限界の一つの要因となる.本研究では,マイケルソン干渉計で,電歪素子(PZT)上に固定した固有振動数約1MHzのマイクロ片持ち梁の熱振動を計測し,信号の位相を90°ずらしてPZTにフィードバックすることで,熱振動の制御を行った.熱振動のパワースペクトル密度のピーク値は,室温において3.5[pm/ ]から0.85[pm/ ]まで制振された.