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[14p-421-1] 溶液法IGZOの焼成温度が伝達特性に与える影響
キーワード:IGZO、溶液法、XPS
溶液法IGZO薄膜の焼成温度を300℃から800℃に増加させるとVG>0におけるID(オン電流)が増加する。しかし、ID増加の原因となる、ドナー準位と伝導帯のエネルギー差の減少は見られない。一方、電子散乱中心となる酸素空孔や水酸基が減少しており、それがID増加の原因と考えられる。本IGZO膜で示唆される上記機構は、ドナーとして働く酸素空孔の増加によりIDが増加するという報告と異なる。