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△ [14p-P10-19] グラフェンナノリボンと量子スピンホール相
キーワード:量子スピンホール効果、グラフェン
2004年、KaneとMeleによってグラフェンナノリボンにおいて量子スピンホール(QSH)効果が起こり得るということが理論的に予言された。このモデルはRashba項を含むため、up spinとdown spinとが混ざり合い、区別することができない。そこで、Rashba項を除いて二つのスピン状態を区別できるようにするとともに、波動関数を考えることで実際に純スピン流がedgeに流れることを確認する。また、あまり調べられてこなかったArmchair型におけるQSH相についても考察する。