2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[15a-416-1~10] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2017年3月15日(水) 09:00 〜 11:45 416 (416+417)

尾崎 良太郎(愛媛大)、松井 龍之介(三重大)

11:15 〜 11:30

[15a-416-9] アルキルスルホン化ポリイミド薄膜の吸湿挙動のX線散乱および赤外吸収による解析とプロトン伝導性

後藤 崚介1、原 光生1、小野 祐太朗2、長尾 祐樹2、永野 修作3 (1.名大院工、2.北陸先端大、3.名大VBL)

キーワード:プロトン伝導性高分子、アルキルスルホン化ポリイミド、湿度制御下赤外吸収スペクトル

我々は、アルキルスルホン化ポリイミド(ASPI)が、加湿下にてライオトロピックラメラ構造を形成し、高いプロトン伝導性を示すことを明らかにしてきた。ASPIの加湿下で高伝導性が発現する因子をさらに解析するべく、吸湿過程の水分子の収着量とプロトン解離の関係に注目した。本発表では、湿度制御下赤外吸収スペクトル測定により吸湿過程のスルホ基の分子状態を解析し、分子組織構造と合わせて伝導性との相関を考察した結果を報告する。