2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.13 半導体光デバイス

[15a-422-1~12] 3.13 半導体光デバイス

3.13と3.15のコードシェアセッションあり

2017年3月15日(水) 09:00 〜 12:15 422 (422)

雨宮 智宏(東工大)

09:00 〜 09:15

[15a-422-1] ショックレー-クワイサー限界における平衡条件の一考察

波多腰 玄一1、伊賀 健一2 (1.早稲田大、2.東工大)

キーワード:太陽電池、効率、ショックレ--クワイサー限界

ショックレ--クワイサー(SQ)理論は,熱平衡状態での発光再結合率が,環境温度における黒体放射の一部と釣り合うという極めて単純な仮定に基づいている。これは自明に見えるが,不思議でもある。半導体における再結合項は本来電子の統計に基づく半導体物性に依存するにもかかわらず,それらのパラメーターが含まれない光子統計のみで表されているからである。そこで半導体物性を考慮した式を導きSQ理論との比較を行った。