09:00 〜 09:15
[15a-422-1] ショックレー-クワイサー限界における平衡条件の一考察
キーワード:太陽電池、効率、ショックレ--クワイサー限界
ショックレ--クワイサー(SQ)理論は,熱平衡状態での発光再結合率が,環境温度における黒体放射の一部と釣り合うという極めて単純な仮定に基づいている。これは自明に見えるが,不思議でもある。半導体における再結合項は本来電子の統計に基づく半導体物性に依存するにもかかわらず,それらのパラメーターが含まれない光子統計のみで表されているからである。そこで半導体物性を考慮した式を導きSQ理論との比較を行った。