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[15a-F206-4] AlN/金属ストライプ構造のラマン散乱スペクトルにおけるA1-E1選択則の崩れに関する検討
キーワード:窒化アルミニウム、ラマン分光法、A1-E1対称性
我々は、金属/半導体複合構造を用いてTHz域から中赤外領域でのフォノンと光の相互作用について研究を進めている。今回、AlN/金属ストライプ構造のラマン散乱について調査した。半導体部分の両側界面を含んで励起した場合に944 cm-1付近にスペクトルの変化が見られた。これは今回のラマン配置では禁制であるE1対称性に対する付加モードの位置であるため、金属ストライプ形成に伴ってラマン選択則の破れが起こっていると考えられる。