2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.1 光学基礎・光学新領域

[15p-312-1~10] 3.1 光学基礎・光学新領域

2017年3月15日(水) 13:15 〜 16:00 312 (312)

石田 周太郎(北大)、小野 篤史(静岡大)

15:15 〜 15:30

[15p-312-8] 自立安定性を備えた光蓄積共振器の開発

上杉 祐貴1、保坂 勇志2、浦川 順治3、大森 恒彦3,4、小菅 淳3、坂上 和之2、高橋 徹5、本田 洋介3,4、鷲尾 方一2 (1.東北大、2.早稲田大、3.高エネ研、4.総研大、5.広島大)

キーワード:光共振器、光パワー増幅、レーザーコンプトン散乱

高いフィネスを有する光共振器は、基礎物理実験や応用科学の分野で様々な高感度計測に利用されている。また大強度のレーザー蓄積を実現する素子としても注目される。しかし高フィネスの光共振器は共鳴状態の維持制御が難しく、これが利用できるフィネスの上限を決めていた。この課題に対して我々は、外部制御なしに共鳴状態を維持できる、新しい光共振器システムを考案した。これにより約20万倍の光蓄積の増大率を達成した。