[15p-412-1~18] 6.2 カーボン系薄膜

[15p-412-10] バイオマテリアル応用に向けたZn放出型DLC膜の特性評価

〇木寺 俊太¹、上遠野 惇市¹、藤岡 宏樹²、大越 康晴¹、佐藤 慶介¹、平塚 傑工³、坪井 仁美³、中森 秀樹³、益田 秀樹⁴、本田 宏志⁴、馬目 佳信²、平栗 健二¹ (1.東京電機大、2.東京慈恵会医科大、3.ナノテック、4.ニチオン)

キーワード：ダイヤモンドライクカーボン

Diamond-Like Carbon (DLC)は生体適合性が高く、生体内に埋め込む治療器具の表面処理技術として注目されている。また、亜鉛(Zn)は、骨芽細胞に取り込まれることで骨形成を促進させることが報告されている。これらを組み合わせ、DLC膜中からZnを供給するZn放出型DLC(Zn-DLC)の効果を検討した結果、骨芽細胞株の骨形成能の向上を確認した¹⁾。本研究では、Zn-DLCの表面組成、及び元素分布とZn放出量の関係を解析し、作製条件によるZn放出量の影響を検討した。