2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 柔らかい材料を利用したソフトロボット ~材料・エレクトロニクス・機械分野の融合を目指して~

[15p-416-1~10] 柔らかい材料を利用したソフトロボット ~材料・エレクトロニクス・機械分野の融合を目指して~

2017年3月15日(水) 13:15 〜 17:45 416 (416+417)

福田 憲二郎(理研)、安藤 正彦(日立)

17:30 〜 17:45

[15p-416-10] 生体組織への密着性を有するエラストマー超薄膜の開発

〇(D)山岸 健人1、高橋 功2、佐藤 信孝1、武岡 真司1,2、藤枝 俊宣3,4 (1.早大院先進理工、2.早大先進理工、3.早大高等研、4.JSTさきがけ)

キーワード:エラストマー、ナノシート、接着

生体と調和するエレクトロニクスの創製に向け、生体組織に高い密着性を有するソフトマテリアルの開発は極めて重要である。そこで本研究では、Poly(dimethylsiloxane) (PDMS)からなる超柔軟性エラストマーナノ薄膜(膜厚1 μm未満、ヤング率1 MPa未満)を調製し、生体組織に対する密着性を評価した。膜厚の減少に伴って生体組織表面に対する接着エネルギーは増大し、超薄膜(600 nm)はバルク膜(800 μm)に比べ約4倍の密着性を示した。