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[15p-416-3] やわらかいマテリアルの情報処理能力について:タコ足計算機から流体計算機まで
キーワード:ソフトロボティクス、ソフトマテリアル、レザバーコンピューティング
近年、物理系のダイナミクスを情報処理デバイスの一部として活用する手法である、Physical Reservoir Computing (PRC)が提案された。この技術では、物理系のダイナミクス自体が計算資源として活用できるため、エネルギー効率の向上ならびに計算労力の大幅な削減が期待され、現在、各方面で種々の応用が進められており注目を集めている。本発表では、特に、この技術がやわらかいマテリアルでできたロボット(ソフトロボット)と組み合わされるとき、極めて有効に、その物性特有の威力を発揮することを見ていく。具体的には、やわらかいマテリアルの多様なダイナミクスは、それ自体が初等的計算機として活用できるのみならず、制御を埋め込むことができることを示す。また、タコ足計算機や流体計算機の実装例を通してPRCの手法の可能性について議論する。