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△ [15p-P1-11] 共鳴トンネルダイードテラヘルツ発振器の位相同期
キーワード:テラヘルツ、共鳴トンネルダイード、位相同期回路
テラヘルツ帯には物質固有の吸収スペクトルが多く存在するため、分光分析応用が期待されている。RTD-VCOは、小型室温連続動作可能で580-900GHzの広い周波数挿引を達成しているので、分光分析の光源として期待できる。しかしながら、RTDの発振線幅は約10MHzと大きく、1MHz程度以下の分解能が必要なガスなどの分光分析にはより狭い線幅が必要である。本研究では、RTD-VCOの周波数可変特性を用いた位相同期回路(PLL)により、線幅1Hz以下を達成したので報告する。