2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.5 デバイス/集積化技術

[16p-412-1~20] 13.5 デバイス/集積化技術

6.1と13.3と13.5のコードシェアセッションあり

2017年3月16日(木) 13:15 〜 18:30 412 (412)

池田 圭司(東芝)、小林 正治(東大)

14:00 〜 14:15

[16p-412-4] 横型Tunnel FETの閾値電圧と短チャネル効果の考察

森 義暁1、佐藤 伸吾1、大村 泰久1、マリク アブヒジット2 (1.関西大学大学院、2.カルカッタ大学)

キーワード:トンネルFET、短チャネル効果、閾値電圧

デバイスシミュレータを用いて横型 TFETの閾値状態の定義を一部見直した結果とその定義方法による短チャネル効果を議論する。チャネル長が20nm以下に縮小されたとき閾値電圧が大きく増加する。またこのときドレイン電流―ゲート電圧特性においてOFF電流も非常に大きくなることが確認された。これはチャネル長が短くなったことによりソースからドレインへと直接BTBTが可能になったことに加えて、ドレインポテンシャルの影響の拡大のためにゲートによる制御性が悪化したことも明らかとなった。後者は、従来型MOSFETにおける短チャネル効果の特徴とよく似ている。