2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[16p-416-1~18] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2017年3月16日(木) 13:15 〜 18:15 416 (416+417)

山雄 健史(京都工繊大)、北村 雅季(神戸大)、増原 陽人(山形大)

13:45 〜 14:00

[16p-416-3] TiO2メソ多孔体へのポリアニリン電着による 3 次元電池の作製

野見山 輝明1、有馬 綾一1、有満 智行1、税所 健1、堀江 雄二1、小ヶ口 晃2 (1.鹿児島大学 院 理工、2.タカタ株 技術本部)

キーワード:3次元電池、酸化チタンメソ多孔体

更なる蓄電デバイスの普及には,蓄電容量と充放電速度の向上が不可欠である.イオンが電極内に侵入脱離する蓄電池では,容量と速度は,それぞれ「電極の体積」と「電極と電解質界面の面積」に比例するため,これらの両立には構造的な工夫が必要である.我々は,以前にTiO2メソ多孔体に導電性高分子ポリアニリン(PANi)を電着したTP電極にて1) 細孔内壁に数十nm厚で高密度PANiが形成でき,2) これが高い蓄電能を有し,3) TP複合領域の多孔体中で成長長さをµmオーダで制御できることを示している.ここでは,メソ多孔体へのPANi電着を利用した3次元電池の作製について報告する.