2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

CS コードシェアセッション » CS.4 7. コードシェアセッション:ビーム応用大分類

[16p-424-1~8] CS.4 7. コードシェアセッション:ビーム応用大分類

2017年3月16日(木) 14:00 〜 16:00 424 (424)

豊田 紀章(兵庫県立大)

14:30 〜 14:45

[16p-424-3] 竹炭を用いたイオン液体イオン源の長時間動作特性

東浦 佑真1、西 和哉1、竹内 光明1、龍頭 啓充1 (1.京大 光・電子理工学教育研究センター)

キーワード:イオン源、イオン液体、竹炭

イオン液体(IL)を電界脱離によりイオンビームとして放出させる目的で使用してきたニードル型グラファイトではILがエミッタ表面を伝い供給される都合上,IL保持量が少なく,長時間の連続動作が難しい.竹炭エミッタは多孔質で毛細管現象により表面だけでなく内部を通過し,多くのイオン液体を保持でき,歩留まりと長時間動作特性の向上が期待できる. このため本研究では竹炭エミッタのイオン液体イオン源を作製し, イオンビームの長時間動作特性を評価した. 50時間以上にわたって負イオンでは10 µA,正イオンでは100nA以上の全電流が観測された.また竹炭エミッタの歩留まり率は100%に近い値となり改善できた.