2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[16p-F201-1~7] 12.1 作製・構造制御

2017年3月16日(木) 13:30 〜 15:15 F201 (F201)

松原 亮介(静岡大)

13:45 〜 14:00

[16p-F201-2] 溶媒蒸発時間を制御した静電塗布法で成膜したPTB7-Th:PC71BMの評価

戸田 明日来1、高比良 和也1、〇福田 武司1、斎藤 慎彦2、尾坂 格2 (1.埼玉大、2.広島大)

キーワード:有機薄膜太陽電池、静電塗布法、分子配向

静電塗布法は溶液に数kVの高電圧を印加してサブミクロンの微細な液滴をスプレー状に噴霧し、有機薄膜を成膜する手法である。本研究では、PTB7-Th: PC71BM溶液の供給量変化に伴うteの変化をin-situで測定し、teとPTB7-Th:PC71BM膜の分子配向状態をGIWAXDで解析し、並行してデバイス特性との相関を評価した。その結果、静電塗布法においてteが長いほどPTB7-Thは自発的に立体規則性を高め、Jscの上昇に伴うPCEの向上を明らかにした。