[17a-315-1~15] 8.3 プラズマ成膜・表面処理

△ [17a-315-5] 大気圧プラズマによって局所形成された拡張オーステナイト相の調査

〇前田 章秀¹、市來 龍大¹、冨塚 凌¹、赤峰 修一¹、金澤 誠司¹ (1.大分大工)

キーワード：拡張オーステナイト相、大気圧プラズマ

拡張オーステナイト相とはオーステナイト系ステンレス鋼に多量の窒素が固溶され、格子間隔が拡張されたオーステナイト相のことである。拡張オーステナイト相は、ステンレス鋼の売りである優れた耐食性を保持したまま、オーステナイト相が乏しい硬さや耐摩耗性などの機械特性を兼ね備えていることで知られている。我々は独自技術として研究を行ってきた大気圧プラズマ窒化法を用いて、拡張オーステナイト相の局所形成に成功した。