[17p-413-1~10] 3.4 生体・医用光学

△ [17p-413-3] 細胞内輸送される金属ナノ粒子による増強ラマン散乱スペクトルの時間分解分析

〇(P)畔堂 一樹¹、安藤 潤¹、スミス ニコラス²、藤田 克昌¹、河田 聡¹ (1.阪大工、2.阪大IFReC)

キーワード：ラマン散乱、表面増強ラマン散乱、ナノ粒子

細胞内部に取り込まれた金ナノ粒子を3次元的に追跡しながら、増強されたラマン散乱（SERS）を同時取得する顕微観察装置を開発した。これにより、細胞内輸送や、試料内部の分光情報を高分解能で観察可能である。金属ナノ粒子が3次元的に輸送される過程で、スペクトルに変化が確認された。これらのスペクトルが示す分子情報を抽出すべく、ナノ粒子の空間情報とスペクトル時間変化の情報を元に、多変量解析を行った。