2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.4 生体・医用光学

[17p-413-1~10] 3.4 生体・医用光学

2017年3月17日(金) 13:15 〜 16:00 413 (413)

藤田 克昌(阪大)、佐藤 俊一(防衛医大)

14:00 〜 14:15

[17p-413-4] 顕微透過赤外分光法による培地中で生きた細胞の代謝その場測定

宇部 卓司1、米山 靖子1、石黒 孝1 (1.東理大基工)

キーワード:赤外分光、水、代謝機構

生命活動を始めとした地球上の化学反応の多くは水中で生起しており、反応その場を観測することの意義は大きい。我々はこの化学反応を捉えるプローブとして赤外分光法を選択したが、水中では水の強大な赤外吸収によって高精度な透過測定は困難とされてきた。我々は独自の光学セルを作製することでこの問題を克服し、培地中で生きた細胞の赤外分光測定を行った結果、ガン細胞の嫌気性解糖が亢進している様子を捉えることに成功した。