2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

10 スピントロニクス・マグネティクス » 10.1 新物質・新機能創成(作製・評価技術)

[17p-501-1~7] 10.1 新物質・新機能創成(作製・評価技術)

10.1と10.2と10.3と10.4のコードシェアセッションあり

2017年3月17日(金) 13:15 〜 15:00 501 (501)

窪田 崇秀(東北大)

14:15 〜 14:30

[17p-501-5] 第一原理計算によるホイスラー合金における立方晶歪みの制御:磁気異方性の制御に向けて

松下 雄一郎1,2、Madjarova G.3,2、Dewhurst J.K.2、Sahllcross S.4、Felser C.2、Sharma S.2、Gross E.K.U.2 (1.東大院工、2.マックスプランク研究所、3.ソフィア大学、4.エアランゲン研究所)

キーワード:ホイスラー合金、歪み、磁気異方性

近年、ホイスラー合金はその特異な磁気特性から大きな注目を集めている。多くのホイスラー合金は立方晶の結晶構造をとるため、その高い対称性から大きな磁気異方性が期待されない。大きな磁気異方性を得るためには、立方晶歪みを制御し直方晶という、より対称性の低い結晶構造にするがある。本研究は、第一原理計算に基づき、鉄系・コバルト系ホイスラー合金において立方晶歪みが起こるメカニズムを明らかにした。さらに、電子ドープやホールドープを行うことにより、立方晶歪みを制御できることを示した。