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[18p-PB3-2] メタン分解における炭素触媒のラマン分光分析
キーワード:炭素材料、水素製造
水素は高効率な利用が可能でクリーンなエネルギー源として注目されている.水素製造法の中でも,メタン分解法は反応生成物が水素と固体の炭素のみのため,CO2フリーな水素製造技術として重要である.メタン分解法の触媒として,高温や不純物への耐性があり,低コストである炭素材料の利用が研究されている.しかし,これらの触媒には反応により生成された炭素(生成炭素)が触媒表面に堆積することで活性が低下する問題がある.また,触媒構造と生成炭素の構造の関連性については報告が少ない.そこで本研究では,構造の異なる炭素材料を用いてメタン分解を行い,ラマン分光分析によって触媒構造と生成炭素の活性の関連性について調査検討した.