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[19a-143-5] Cu(111)表面上に吸着したギ酸のナノスケール構造解明
キーワード:原子間力顕微鏡、走査トンネル顕微鏡、ギ酸
ギ酸は優れた水素貯蔵物質として注目を集めており、銅系触媒によって分解され水素ガスが得られることが知られている。本研究では、Cu(111)表面上にギ酸を吸着させ、その吸着構造と反応の試料温度依存性を、非接触式原子間力顕微鏡(AFM)、走査トンネル顕微鏡(STM)、反射赤外吸収分光(RAIRS)を用いて測定した。それにより、低温でギ酸が水素結合クラスターを形成するところから、高温で分解脱離するまでの表面吸着種を系統的に調べた。