2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[19a-211A-1~10] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2018年9月19日(水) 09:00 〜 11:45 211A (211-1)

永野 修作(名大)、吉田 浩之(阪大)

11:30 〜 11:45

[19a-211A-10] スメクチック液晶側鎖とかご型シロキサン側鎖を持つランダム共重合体の長距離秩序ラメラ構造の発現と配向制御

永野 修作1、永井 美帆2、原 光生2、関 隆広2 (1.名大VBL、2.名大院工)

キーワード:側鎖型液晶性高分子、シルセスキオキサン、ランダム共重合体

アゾベンゼン(Az)側鎖とシルセスキオキサン(POSS)側鎖をもつランダム共重合体を合成し、液晶構造をX線散乱測定にて解析した。その結果、ラメラ構造に帰属される面間隔6 nmに相当する鋭い1次散乱ピークが観測され、小角領域から等間隔に6次以上の高次ピークが認められた。従って、このランダム共重合体はスメクチック相をもち、Az側鎖とPOSS側鎖の強い偏析によりそれぞれが平面状に凝集した規則性の高いラメラ構造を形成していることが明らかになった。