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[19a-436-2] 不活性ガス雰囲気下での熱処理を用いたMg2Si薄膜の合成と膜質評価
キーワード:マグネシウムシリサイド、熱電材料
Mg2Siはn型熱電材料として有望であるが、Mg2Si薄膜の作製法であるスパッタリング法はコストがかかる。本研究では、Mg膜をSi基板上に堆積した試料及びMgリボンをSi基板に固定した試料の不活性ガス雰囲気中熱処理にてMg2Si薄膜を作製し膜質の差を調査した。測定の結果、いずれの試料でも多結晶Mg2Siの形成と一部の{100}配向が確認され、酸化の有無の差が確認された。蒸着を用いた手法は酸化の防止、リボンを用いた手法は膜厚の制御が課題となる。