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△ [19p-133-5] 水熱合成法で作製した(K,Na)NbO3配向膜の圧電特性評価
キーワード:圧電体、水熱合成
(K,Na)NbO3膜の圧電定数e31,fについてはこれまで様々な作製法・組成・基板で報告されており、中でもスパッタ法で作製した膜においてカンチレバーを用いて大きな値が報告されている。種々の作製法の中で、水熱法は作製温度が300°C以下の低温で作製が可能なため、これまでの作製方法で指摘されていたKやNaの揮発による組成ズレの問題が少ない。我々は、焼結体の成形や通常の薄膜作製法では対応しにくい2- 100 µmの広い膜厚範囲の配向体の作製が可能なことを報告してきた。本研究では、水熱合成法で作製した(K,Na)NbO3膜において、圧電定数e31,fの評価を行ったので報告する。