[19p-224B-1~21] 17.1 カーボンナノチューブ，他のナノカーボン材料

[19p-224B-17] ウェットプロセスによりMoO₃を複合化したCNT紡績糸スーパーキャパシタの特性向上

〇(M1)丸井 竜輝¹、仁科 勇太¹、羽田 真毅¹、西川 亘¹、山下 善文¹、林 靖彦¹ (1.岡大院自然)

キーワード：カーボンナノチューブ、スーパーキャパシタ

CNT紡績糸に電解液を含んだPVAを塗布することで，スマートテキスタイルへの応用が可能な線状スーパーキャパシタが作製できる．その静電容量増加のために，酸化還元反応での容量向上が期待できるMoO₃をCNT紡績糸の表面に塗布した．
その結果，未処理のCNT紡績糸で作製したスーパーキャパシタの容量が5.06 F/gに対し，MoO₃塗布により12.55 F/gまで改善でき，またCNT紡績糸を同様にMoO₃を塗布した後，400°C加熱を行うと50.1 F/gまで向上した．