[19p-231A-1~8] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

△ [19p-231A-1] 相変化材料被膜ヤヌス粒子のダイナミクス制御

〇相馬 僚¹、山本 詠士¹、山口 慧¹、中山 牧水¹、桑原 正史²、斎木 敏治¹ (1.慶大理工、2.産総研)

キーワード：ヤヌス粒子、相変化材料、Ge2Sb2Te5

コロイド粒子の特異的拡散，自己推進および自己組織化は新しいタイプのデバイス化や自然界のアクティブな系のモデル化への可能性を秘めている．その中でも近年では，ヤヌス粒子と呼ばれるコロイド粒子系注目されている．ヤヌス粒子とは2つの異なる物質で構成される半球の組み合わせであり，非対称性が粒子の推進力を生む．ヤヌス粒子は選択する物質により豊富な特徴を出現させることができる．我々は直径約3mmのシリカ粒子に相変化材料Ge₂Sb₂Te₅を半面コーティングした粒子を蒸留水に懸濁させ，レーザー光照射および交流電場印加による挙動を観察した．外場印加によってヤヌス粒子は特異的な拡散見せた．