2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.2 探索的材料物性・基礎物性

[19p-436-1~17] 13.2 探索的材料物性・基礎物性

2018年9月19日(水) 13:45 〜 18:45 436 (436)

鵜殿 治彦(茨城大)、寺井 慶和(九工大)、山口 憲司(量研機構)、原 康祐(山梨大)

16:45 〜 17:00

[19p-436-11] ペロブスカイト硫化物SrHfS3の室温緑色発光

半沢 幸太1、飯村 壮史1、平松 秀典1,2、細野 秀雄1,2 (1.東工大 フロンティア研、2.東工大 元素戦略研)

キーワード:半導体、光物性、硫化物

次世代光デバイスに必要な緑色の高効率自発光素子実現に向け、励起子を用いた新規光半導体の開発を目的とした。高いイオン性を持つ前期遷移金属の深い非結合性d軌道に着目し、浅い硫黄のp軌道と組み合わせることで優れた光及び電気特性を両立し得る材料の設計を行った。多結晶SrHfS3において、室温でも目視可能なほど明るい緑色発光を観測した。欠陥由来の発光が観察されなかったことは優良な半導体の母体であることを示唆している。