2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[20a-234A-1~11] 21.1 合同セッションK 「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」

2018年9月20日(木) 09:00 〜 12:00 234A (234-1)

安田 隆(石巻専修大)

09:00 〜 09:15

[20a-234A-1] 低膜厚 (< 50 nm) 錫添加 In2O3 非晶質膜における高ホール移動度

古林 寛1、北見 尚久1,2、酒見 俊之2、木下 公男2、前原 誠2、牧野 久雄1、山本 哲也1 (1.高知工科大総研、2.住友重機械)

キーワード:透明導電膜、酸化インジウム、移動度

錫添加 In2O3 (ITO) は優れた光学的透明性と電気伝導性を有し、資源問題を抱えつつも透明導電膜として最も広く用いられている。In2O3 は高ホール移動度が実現しやすい系ではあるが、これまで In2O3 系薄膜において高移動度が実現出来ているのは 100 nm 以上の高膜厚もしくは高基板温度であることが多く、低温プロセスかつ 50 nm 以下の低膜厚領域における結果は殆ど見られない。本研究では、高品質な薄膜が高速で得られる反応性プラズマ蒸着 (RPD) 法を用いることにより、40 nm 以下の ITO 非晶質膜にて 54 cm2/Vs の高移動度を達成した。