2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[20p-231B-1~14] 12.2 評価・基礎物性

2018年9月20日(木) 13:15 〜 17:15 231B (231-2)

大戸 達彦(阪大)、大塚 洋一(阪大)、古川 一暁(明星大)

16:30 〜 16:45

[20p-231B-12] 熱処理によるシリコン自然酸化膜上のP3HT/PCBM薄膜の膜構造変化

野本 真司1 (1.千葉大学融合理工学府先進理化学専攻)

キーワード:有機半導体、有機薄膜太陽電池

近年、高い安定性と大面積化が容易なことにより注目されているP3HT/PCBMを用いた有機薄膜太陽電池において、熱処理により発電効率の向上が報告されている。これは熱処理により膜構造が変化したものと考えられる。本研究では軟X線吸収分光法、X線回折を用いてアニール処理による膜構造の変化を分子配向、結晶性という観点から明らかにすることを目的とした。結果としてアニールによりわずかではあるが分子配向が基板に対してより高角に変化することが分かった。またX線回折の結果から結晶性の向上も確認できた。