[20p-231B-1~14] 12.2 評価・基礎物性

[20p-231B-2] 無秩序化した有機へテロ界面の局所構造観察

〇大西 瞭¹、赤池 幸紀¹、若山 裕²、金井 要¹ (1.東理大理工、2.物材機構)

キーワード：有機半導体、有機へテロ界面、走査型トンネル顕微鏡

本研究では界面構造が無秩序化すると考えられているα-6T/F₁₆CuPc界面における局所構造を、走査型トンネル顕微鏡(STM)を用いて直接観察した。その結果、α-6TがF₁₆CuPc分子間に割込み無秩序相を形成することが分かった。F₁₆CuPcならびに基板との相互作用によってα-6Tが柔軟に形状を変えながらF₁₆CuPc分子間に割込むことで、秩序構造を乱したと考えている。講演では、α-6T/CuPc界面のSTM測定の結果を交え、無秩序構造に対する官能基の影響についても議論する。