2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[20p-234B-1~17] 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

2018年9月20日(木) 13:15 〜 18:00 234B (234-2)

渡邉 孝信(早大)、山本 貴博(東理大)、宇治原 徹(名大)

17:00 〜 17:15

[20p-234B-14] 平面型シリコンナノワイヤ熱電デバイスにおける熱流を制御する最適基板構造

〇(M2)島 圭佑1、富田 基裕1、張 慧1,2、詹 天卓1、松川 貴3、松木 武雄1,3、渡邉 孝信1 (1.早稲田大学、2.群馬大学、3.産総研)

キーワード:熱電、シミュレーション

本研究では平面型シリコンナノワイヤ熱電デバイスにおいて、基板の一部を熱抵抗の小さい材料に置換することで熱流を制御し、ナノワイヤ温度差を増大させて発電性能を向上させられるかを、有限要素法を用いたデバイスシミュレーションによって検討した。計算より、ナノワイヤ低温側に位置する基板材料を置換するだけでなく、低温側の酸化膜厚を局所的に薄くすることで、ナノワイヤに熱流を誘導させ発電性能の向上が可能と考える。