2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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[21a-PA3-1~20] 13.8 光物性・発光デバイス

2018年9月21日(金) 09:30 〜 11:30 PA (イベントホール)

09:30 〜 11:30

[21a-PA3-10] 光励起電子移動を利用したコア/シェル量子ドット蛍光体の電子構造評価

笹倉 卓也1、上松 太郎1、鳥本 司2、桑畑 進1 (1.阪大院工、2.名大院工)

キーワード:量子ドット、コア/シェル構造、励起子閉じ込め効果

量子ドットとは粒径数nmに微粒子化した半導体材料である。コア量子ドットをより広いバンドギャップを持つ無機材料で覆ったものはコア/シェル構造と呼ばれ、生成した励起子をコア内に閉じ込める効果を持つ。しかし、シェルによるポテンシャル障壁が不十分な場合、励起子がシェルを透過してしまう。本研究では、シェル膜厚の異なる量子ドット溶液に電子受容体を添加した際の蛍光強度変化から両物質間の電子移動速度を算出した。