2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

16 非晶質・微結晶 » 16.3 シリコン系太陽電池

[21p-133-1~12] 16.3 シリコン系太陽電池

2018年9月21日(金) 13:45 〜 17:00 133 (133+134)

傍島 靖(岐阜大)、小出 直城(シャープ)

16:30 〜 16:45

[21p-133-11] 錫薄膜センサによるUV+DH 複合試験中の太陽電池内酢酸検出

濱岡 遼1、浅野 正太1、岩見 健太郎1、原 由希子2、山本 千津子2、増田 淳2、梅田 倫弘1 (1.東京農工大工、2.産総研)

キーワード:太陽電池、酢酸、錫薄膜センサ

太陽電池(PV)モジュール内に発生する酢酸は、発電性能低下の原因となるため、酢酸の動態の評価が求められている。近年、屋外試験環境を模擬したPVモジュールの劣化加速試験手法として、紫外(UV)照射試験の後にDamp-heat (DH)を行う複合加速試験が提案されている。この試験中のPVモジュール内部の酢酸動態を詳細かつ経時的に評価する方法として、我々は錫薄膜センサを提案している。本報告では、PVモジュールに対して0~1500時間のUV試験(75 ℃, 30% RH, 85 W/m2)と7400時間のDH試験(85 ℃, 85% RH)の複合試験を行った。その結果、UV試験の時間が長くなるほど、酢酸の発生が加速することを確認した。