2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

[21p-224A-1~13] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2018年9月21日(金) 13:15 〜 16:45 224A (224-1)

川田 善正(静岡大)、藤井 稔(神戸大)

16:00 〜 16:15

[21p-224A-11] 走査型透過電子顕微鏡カソードルミネッセンスによるナノSi球のモードマッピング

松方 妙子1,3、矢野 隆章1、羽田 真毅2、田中 拓男3、山本 直紀1、三宮 工1,4 (1.東工大物質理工、2.岡大院自然、3.理研、4.JSTさきがけ)

キーワード:カソードルミネッセンス、ナノ粒子、Si

高い屈折率を持つ誘電体は金属に比べ損失が少ないため,高性能アンテナの材料として期待されている.誘電体ナノ球においては,電気モードに加えて,磁場モードが励起されることがわかっている.ナノスケールのモード観察には,1nm以下の高い空間分解能を持つ走査型電子顕微鏡に搭載したカソードルミネッセンス測定による電場分布のナノスケールイメージングが有効であり,放射場の検出角度を選択することでモード抽出・モード同士の干渉を捉えることができる.本研究では,ナノSi球に励起されるモードの同定・モード位相の抽出を目指す.