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[17a-A402-11] ピコリットル容積の光ファイバ型分光セルを用いた金ナノ粒子による光吸収スペクトルの取得
キーワード:局在型表面プラズモン共鳴、光ファイバセンサ、フェムト秒レーザープロセシング
近紫外フェムト秒レーザーを用いて石英系光ファイバに容積1 pL程度の穴あけ構造(分光セル)を構築した。波長400 nm、パルス幅350 fs、パルスエネルギー30 μJを照射条件とし、照射パルス数300回で光ファイバ型分光セルを構築した。分光セルに金ナノ粒子分散溶液を注入し、金ナノ粒子とファイバ伝搬光の相互作用による光吸収スペクトルを取得した。粒径5 – 10 nm、金ナノ粒子濃度4 wt%の条件下で、波長518 nmでおよそ5.5%の光吸収ピークを観測した。