2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[17p-E202-1~19] 15.4 III-V族窒化物結晶

2018年3月17日(土) 13:15 〜 18:30 E202 (57-202)

岩谷 素顕(名城大)、本田 善央(名大)、齋藤 義樹(TSオプト)

17:30 〜 17:45

[17p-E202-16] h-BN MOVPE中における気相反応プロセスの理論的検討

大河内 勇斗1、関口 一樹2、長川 健太2、洗平 昌晃3,2、永松 謙太郎3、新田 州吾3、本田 善央3、天野 浩3、白石 賢二3,2 (1.名大工、2.名大院工、3.名大未来研)

キーワード:ボロン、MOVPE、第一原理計算

h-BN(hexagonal-Boron Nitride)はゲート絶縁膜や次世代パワー半導体として期待されている新材料である。ところが、現在のh-BN結晶は膜質が悪く、膜質の改善が急務となっている。そのためにはh-BNの作製法であるMOVPEプロセスの理解が不可欠である。我々はB原料のTEB (Triethylboran[B(C2H3)3])とN原料のNH3とキャリアガスのH2を用いるMOVPEプロセスを第一原理計算と熱力学に基づいて理論的に考察した。なお、h-BNはハニカム構造になっており、気相中で六員環構造を生成すると高品質の結晶が成長すると考え、六員環形成の有無についても調べた。