2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[17p-P1-1~12] 1.1 応用物理一般・学際領域

2018年3月17日(土) 13:30 〜 15:30 P1 (ベルサール高田馬場)

13:30 〜 15:30

[17p-P1-10] ペロブスカイト太陽電池のホール輸送層への応用に向けた
スパッタ成膜によるP型ヨウ化銅薄膜の形成

安藤 宏汰1、野沢 真輝1、芦川 宙1、金子 哲也1、磯村 雅夫1 (1.東海大工)

キーワード:半導体

太陽電池には再生可能エネルギー利用技術として大きな期待が寄せられている。普及を加速させるには、さらなる変換効率の向上などが必要である。そんな中でも現在注目されている太陽電池としてペロブスカイト太陽電池がある。塗るだけで作成可能な利点を持つペロブスカイト太陽電池は近年、目まぐるしい変換効率の向上が見受けられる。しかしこのペロブスカイト太陽電池の正孔輸送層に一般的に使用されているSpiro-OMeTADという有機系化合物にはコスト面、耐久性において問題がある。そこでp型伝導を示すヨウ化銅(CuI)をペロブスカイト太陽電池の正孔輸送層に適用することで、コスト面、耐久性の改善を目的としている。今回は、スパッタ法で作製した窒化銅(Cu3N)薄膜をヨウ素化することでCuI薄膜の作製を試みた。