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[17p-P10-14] Fabrication of quasi antiferromagnetic layer by 90°magnetic coupling through magnetic oxide layer
Keywords:spintronics
近年、反強磁性体におけるスピントルクが注目され、理論予測と磁化の微小変動が報告されているものの、明確な実証はなされていない。強磁性体では簡単にスピントルクが観測されることから、強磁性体と反強磁性体の中間にあたる疑似反強磁性層で観測される可能性がある。ここで疑似反強磁性層とは、磁区内では磁気モーメントが揃った、隣り合う磁区の磁化が反平行の疑似反強磁性という新しい磁気構造である。本研究では2層の強磁性層間にはたらく90度磁気結合を利用し、疑似反強磁性層の形成を目指す