2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[17p-P6-1~34] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2018年3月17日(土) 13:30 〜 15:30 P6 (ベルサール高田馬場)

13:30 〜 15:30

[17p-P6-34] 有機強誘電体/イオン液体ゲルの強誘電特性と圧電特性

深川 美樹1、小柴 康子1、森本 勝大1,2、福島 達也1、石田 謙司1 (1.神戸大院工、2.富山大院理工)

キーワード:有機強誘電体、イオン液体、圧電体

有機強誘電体P(VDF-TrFE)とイオン液体を混合することでP(VDF-TrFE)/イオン液体ゲルを作製し、その強誘電性と圧電性について評価した。ゲル単層のデバイスでは強誘電性の発現が困難であったが、ゲル–電極間に絶縁層となる固体P(VDF-TrFE)層を挿入した三層ゲルデバイスでは分極反転に成功した。また圧電特性評価では、逆圧電効果による変位量がゲルデバイスは従来の固体デバイスの10~40倍となった。これはゲル化による柔軟性の向上に起因すると考えられる。