2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[18a-G205-1~8] 12.1 作製・構造制御

2018年3月18日(日) 09:00 〜 11:30 G205 (63-205)

松井 淳(山形大)

09:45 〜 10:00

[18a-G205-4] アルキルフタロシアニンの結晶多形と結晶間熱相転移挙動

大森 雅志1、中野 知佳1、米谷 慎2、藤井 彰彦1、尾﨑 雅則1 (1.阪大院工、2.産総研つくば)

キーワード:結晶多形、フタロシアニン、相転移

フタロシアニン誘導体C6PcH2の二種類の結晶多形を作製し、結晶多形の選択的形成について熱分析を用いて明らかにした。示差走査熱量測定およびX線回折測定により結晶多形間の不可逆な熱相転移が起こることを明らかにし、それぞれの結晶多形の安定性に関してギブズの自由エネルギーおよび置換基の乱雑さを用いて議論した。結晶多形の種類により移動度が異なることを理論計算により示し、結晶多形の選択的形成の重要性を示した。