2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 真の放射線生体影響解明に向けて進む放射光マイクロビーム評価技術

[18p-A304-1~6] 真の放射線生体影響解明に向けて進む放射光マイクロビーム評価技術

2018年3月18日(日) 13:15 〜 16:30 A304 (54-304)

海野 泰裕(産総研)、椎名 卓也(アイソトープ協会)

15:00 〜 15:30

[18p-A304-4] ライブセルイメージングで観るX線マイクロビーム照射・非照射細胞の細胞周期変調

神長 輝一1,2、野口 美穂2、宇佐美 徳子3、横谷 明徳2,1 (1.茨大院理工、2.量研、3.高エネルギー加速器研究機構)

キーワード:ライブセルイメージング、X線マイクロビーム

高エネルギー加速器研究機構フォトンファクトリーBL27Bに設置されているX線マイクロビーム照射装置を用いて、細胞集団内にX線照射・非照射細胞を共存させ、このような状態で照射・非照射細胞の細胞分裂・細胞周期の進行をライブセルイメージングで観察した。非照射細胞にも細胞死あるいは細胞周期の遅延が観察され、この現象は細胞分裂後の子孫細胞にも誘発されることが明らかになった。